精力剤に用いられる成分

精力剤の成分メカニズムは大きく分けて加齢、ストレス、喫煙習慣などによって血流が停滞したとき、末梢血管、とりわけ陰部に血流を促進させるためのものや、同様にストレスやミネラル不足による性ホルモン分泌抑制、あるいは産生物質不足により生じた精力減退に対して性ホルモン分泌を促進させるもの、また滋養強壮、疲労回復を目的とし、間接的に精力促進、増強を謳ったものなどがある。

医薬成分

テストステロン、メチルテストステロン、ストリキニーネ、ヨヒンビンいずれも性ホルモン産生成分である。これらが配合された医薬品では、いずれも第一類医薬品に類される予定であり、将来的には薬剤師のみ販売資格を持つ。

その他の成分

オットセイ
オットセイはカロペプタイドという成分を含み、末梢血管を拡張させる働きがあり、その働きによって陰茎の勃起を促す。即効性が高く、精力減退における初期症状に覿面である。

マムシ
内臓を取り除いて黒焼きにしたものは、反鼻と呼ばれる漢方生薬にもなっている。血行促進、滋養強壮効果がある。タウリン、メチオニン、チロシン、グルタミン酸などを含む。

サソリ
古代アラビア、ペルシアなどでは古くから精力剤として珍重されていた。実際の所、アミノ酸を除けば特別な成分を含んでおらず、小さな体でありながら毒を持つというその強さに肖り、精力増強に結びつけていたというイメージ的な部分が強い。

スッポン
古代中国では階級者たちの食膳として用いられ、古くから滋養強壮、疲労回復効果が謳われてきた。亜鉛、鉄、カリウム、、セレン、リン、マンガンなどミネラル類を多く含む。

ニンニク
古くより滋養強壮、疲労回復効果が謳われてきた成分で、古代中国、エジプトなどでも重宝された。アリシン、アホエン、セレンなど様々な成分を含む。

マカ
ペルー原産の野菜で、根を用いる。豊富なミネラル分を含む。古代インカ帝国の男性らが愛用していたといわれ、滋養強壮などに効果を発揮する。

高麗人参(朝鮮人参)
日本薬局方にも収載されている生薬成分で、疲労回復、解熱など様々な作用がある。

亜鉛
前立腺で性ホルモンの生成に関与するミネラルで、”性のミネラル”の異名を持つ。同ミネラルを配合している場合は、食品衛生法に基づき、栄養機能食品の効果を標榜することができる。

その他、ガラナ、鹿茸(鹿の角)、ムイラプアマ、パフィア、アシュワガンダ(インド原産の薬用人参)、冬虫夏草、霊芝など様々な成分が用いられる。


トラックバック(0) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。